自然食品とはなんなのか、実は定義があいまいな言葉

インターネットで調べた自然食品の定義

体の健康のことを考えるようになってから「自然食品」というキーワードは早くから頭のなかに浮かびました。このページを読んでいる人のなかにも同じような人が多いと思います。ごく一般的な言葉になっていますし、スーパーマーケットなどにもたくさんの商材が並んでいます。

気になりだしてからまず、そもそも自然食品とはどんなもののことをいうのかと、インターネットでいろいろと調べてみました。そこでわかったのは、実はその定義はあいまいだということです。これには少し驚いたのですが、明確に定められた定義はなくて、なんとなく食品業界や消費者の間で使われているようです。

定義があいまいといってもさすがにおおよその共通認識のようなものはあって、それは次のようなことでした。まず、本当に自然界にある食材をなんの手も加えずに食する場合、それは自然食品です。私が子供の頃に山に行って食べたアケビなんかはそうなりますね。それから、あるていど加工したものであっても、素材が天然素材にあるものだけであれば、それも該当するようです。そして、田畑や養殖場などで人工的に作られた食材であっても、肥料や餌などに科学的なものを使っていなければ自然食品と呼んでももよくて、それらを加工した調理品なども含まれるといういことです。

つまり、とりあえず、嘘偽りなく自然食品とうたわれているものであれば、お店で売っているものでも健康に悪いことはなさそうだといえます。

例えばこんなものも自然食品になるようです

だから、例えばブリのお刺身は自然食品です。天然素材ものであればもちろんですが、洋食ものでも変な化学物質の飼料などが与えられていないのであれば、そう呼んでも問題はなさそうです。また、化学肥料を使わずに育てた果実とオーガニック砂糖だけを使ったジャムなんかも自然食品に該当します。

石川県の能登地方には魚介類で作る醤油である魚醤の「いしる」というものがあります。いしるはスルメイカの内蔵が原料だそうですが、科学的な保存料や着色料などを一切使っていない天然素材です。だからこれも自然食品といえますね。イワシで作った「よしる」というのもあるそうです。秋田の「しょっつる」や伊豆の「くさや」も同じようなものだったと思います。料理そのものはもちろん、調味料にも気を使いたいから、こういうものがあるのは嬉しいですね。

ならば、もしかしたら、と思って調べてみたことがあります。それはジャンクフードとして毛嫌いする人もいるハンバーガーでも自然食品というのはありえるよね、ということです。実際にインターネットで検索をしてみたところ、大阪にオーガーニック・バーガー・キッチンというお店があるそうです。ちょっと値段はお高いようですが、同じようなお店は他にもあるかもしれませんね。天然素材のハンバーガー、なんだか食べてみたくなりました。

自家栽培をすれば自然食品は手に入るけれど

いろんな業者さんが天然素材から作られた加工品としての自然食品を提供してくれているようです。お店で食べることもできるし、買ってきて家で食べることももちろんできます。けれども、売っているものはひょっとしたら自然ではないものが使われているかもしれません。やたらと疑ってしまっては生きていくのもツラくなりますが、信用度が100%とはいえないというのも事実ではないでしょうか。

そこで私は、自分と家族の健康のためにと、家にある小さな庭を使って家庭菜園をはじめることにしました。大なり小なりの苦労はあるにしても、季節ごとの野菜を自宅で収穫できれば安全なことはこのうえないですからね。

ところが、この家庭菜園というものは本当に難しいものでした。もちろん、トマトやナス、ゴーヤにジャガイモなど、それなりに収穫できます。でも、家族みんなが継続的に食べる量を作り続けることは無理でした。そもそも土地が限られているし、収穫できる時期も思っていた以上に限定的です。だから、自分で自然食品の素材まで作ってしまうのは可能ですが、それはきわめて限られたものでしかないのだと気がついたのです。

もちろん、広い土地を使って家庭菜園をしている人もたくさんいらっしゃるでしょうけども、多くの家庭では、自家栽培でまかなうことができないのだと思います。結局は、自然食品にかぎらず、私達は自分が食べるものについては誰かのお世話にならなくてはいけないのです。だから、お店で買うものや食べるものについては本当に気をつけたいなと思います。

 

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