生活習慣病を予防する食べ物とは

生活習慣病とはなにか、そしてそれを予防するには

ひとことで生活習慣病といってもよくわかっていないというのが以前の私とその家族でした。なんとなく食生活が悪くて運動不足だったりすると健康によくないようだと知ってはいても、具体的にどうなのか誰も知らない状態です。特に不健康な生活をしているという自覚はありませんでしたが、それでも家族は病気になってしまいました。

実際に病気になってしまい、お医者さんから食べ物や運動習慣について尋ねられると、これまでのことを反省しなくてはいけません。知らなかったとはいえ、特に食べ物については好ましくない習慣が身についていたようです。例えば、たくさん体を動かした後には肉類をモリモリと食べようとしていました。お腹が空いたら眠れないので、夜食にカップラーメンをいただくことも珍しくありません。野菜を食べなくてはいけないと思いながら、冷凍のミックスベジタブルで済ませていたことも何度もあります。油や脂肪が良くないとだけ考えていたので、揚げ物なんかは少なめにしていましたが、それ以外のことには無頓着だったので、全体のバランスは良くなかったようです。

生活習慣病とは、食生活や運動などのような日頃の生活習慣が良くないことによってしだいに体が悪くなっていく病気の総称です。該当するものはいくつかありますが、いずれも普段の心がけしだいでは全くそれに罹らないような暮らしをすることも可能です。しかし、現代の日本では特に食生活において「誘惑」が多く、なかなか難しいというのも現実です。ズバリ、生活習慣病を予防するには、適度な運動と良い食生活を続けることです。特にこのページでは、生活習慣病の予防につながる食べ物を紹介していきます。

生活習慣病にかかりやすくなる食事とは

まずは生活習慣病を引き起こしやすい食生活からみてみましょう。端的にいえば、それを避けるようにすることが病気の予防になってきます。まず、代表的なものである高血圧や脳卒中、これは塩分のとりすぎが主な原因になってきます。特に高血圧は塩分を摂取しすぎるとてきめんに症状が現れるので、塩辛いものが好きな人は絶対に注意をしてください。また、塩分のとりすぎは胃がんなどの発症リスクも高まるといわれているので、いろいろな意味で控えめにしたほうがよいというわけです。

甘いもの、脂っこいもの、こういうものは当然ながらほどほどにしましょう。糖分や脂質は生きていくために絶対に必要なものですが、過剰に摂取すると体に悪いものとなってしまいます。ボリューム満点のパスタ、大きなトンカツ、甘い甘いロールケーキ、どれも美味しくて魅力的ですが、継続的にたくさん食べるのはよくありません。たまに多めにいただくくらいなら問題ないとは思いますが、大食い傾向の人は食べる量そのものを減らさないといけないです。

また、時間軸で食べることを考えてみることも大切です。1日に1回だけ大量に食べるとか、ものすごく急いでかっこむような食べ方は体に良いものではありません。また、就寝前に食事をとるのも好ましくないので、1日の生活リズム全体にも注意しておかなくてはいけません。

生活習慣病を予防する食べ物と、食事のとりかた

上に書いたようなことを避けるようにすれば、生活習慣病を予防することにつながっていきます。まずは規則正しく、3回(2回という説もある)にわけて、1日のうちで決まった時刻に食事をとります。そして、1回の食事の量を抑えるために、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしてください。たくさん噛むことで満腹中枢が刺激されるので、少なめの量でも満足できるようになるはずです。また、テレビを見ながらとか、新聞を読みながらとか、何かをしながらだと食事に満足しづらくなります。結果として食べ過ぎになってしまうので、これもしないようにしてください。食事のときには食べるものに集中して、なんども噛んで味わいましょう。

食べるものそのものでは、出来合いの物は極力さけます。特にインスタント食品はどうしても塩分や他の調味料がたくさん使わるので、食べないですむのならそれに越したことはありません。絶対に食べてはいけないというわけではありませんが、それが自宅に常備されているような暮らしは良くないのだと思います。また、塩分や脂っこいものを減らすために、ハーブ類や和風出汁(昆布やカツオなど)によって味にアクセントをつけるようにします。味が薄いと感じて塩分や化学調味料を加えてしまうので、そうならないように害が少なく味が強くなる食材を活用するのです。

野菜はたくさん食べてください。果物の過剰摂取は果糖が多くなりすぎる心配があるので、ここでお奨めするのはあくまでも「野菜」に分類されるものです。特に葉物と根菜を多くとるようにきをつけて、「こんなにも食べるの?」と思ってしまうくらいに量を増やすとよいです。生野菜の場合には最低でも1回の食事で両手でかるくいっぱいくらいの野菜を摂取するようにします。これは多すぎてもかまわないので意識して多くしてもいいです。野菜でお腹をふくらませて、炭水化物や脂質のメニューを減らせるようにするのもひとつの工夫です。